1024 ビット未満の暗号キーをブロックする更新プログラム (KB2661254) を 8/14 に公開 – その 3
以前より本ブログでもご案内していました証明書の鍵長に関する更新を、本日、セキュリティ アドバイザリ 2661254 として公開しました。(これまでのブログ記事: その1, その2) お客様は、ダウンロード センターもしくは Microsoft Update カタログより、当該更新プログラムを入手いただけます。詳細はアドバイザリ 2661254 をご参照ください。 更新が適用されると、証明書のチェーン検証が行われた際に、既定で 1024 ビット未満のRSA鍵を利用した証明書は無効とみなされます。 ブログ記事: その1では、証明書のチェーン検証が行われるタイミングで記録されるイベントログを使用し、どのような証明書が利用されているのかを確認する方法をご紹介しました。 今回は、新たな確認方法として、証明書のチェーン検証が行われたタイミングで、無効とみなされた証明書を指定したフォルダーに集める方法をご紹介します。 この方法においては、設定をしておくだけで、指定したフォルダーに影響が発生する証明書が収集されるため、証明書自体を確認することができます。また、フォルダーは、端末のローカルフォルダーだけではなく、共有フォルダーを指定することもできます。 ぜひ、更新を適用した端末で設定を行っていただき、ご確認ください。 詳細 この確認方法においては、証明書のチェーン検証が行われたタイミングで、無効とみなされた証明書のコピーが指定したフォルダーに格納されます。 設定を行った場合の動作の流れ 証明書を利用する動作を行います。たとえば、HTTPS WEB サイトの閲覧などを行います。 端末において、証明書のチェーン検証動作が行われた際、もし、1024 ビット未満のRSA 鍵が利用された証明書である場合、無効とみなされます。 無効とみなされた証明書は、フォルダーに記録されます。 <図1: ログが記録される流れ: HTTPS サイトにアクセスした場合> <図2: 指定したフォルダーに、該当する証明書が収集される様子> 設定を行った端末で、通常業務を行い、定期的にフォルダーを確認することで、普段利用している環境で、無効と判断されている証明書を効率よく確認することができます。 設定方法 確認を行うための設定は、どのように記録を行うかを指定するフラグ (EnableWeakSignatureFlags) と、ログ記録を行うフォルダーパス (WeakSignatureLogDir) をレジストリに設定します。 レジストリの設定は、コマンドを使用した方法と、レジストリ エディターを使用した方法の、いずれかの方法で行うことができます。 …
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